リスクとデメリットは違う

リスクとデメリットは違う

 

リスクと聞くと、「危険」とか「損する」といったイメージを持っている方も少なくはありません。
しかし、金融業界でいうリスクとは「ブレ幅」のことです。なので、マイナスのリスクもあれば、プラスのリスクもあるのです。

リスクを嫌がる人も少なくはないです。
リスクを恐れて一歩が踏み出せない人もまた少なくないようです。

では、リスクを嫌がる人は全くブレないものを選択するしかありません。
例えば、預貯金です。金利は0.01%程度です。

絶対に減らない代わりに、増えることのありません。
この場合は、ブレない代わりに増えることを放棄しなければいけません。

一見、安全そうに見えても総合的に考えた時にはこの預貯金も実はブレているのです。

それは、物価が変動しているからなのです。
ここ数年は年に1%ほど物価が上昇しています。
また、政府や日銀も年2%の物価上昇を目指しています。

このような状況の中で、ほとんど金利が付かない預貯金は物価が上がるとその価値を下げてしまいます。

直接的にはリスクもなくブレない預貯金も、間接的には物価に影響されてブレるリスク商品となっているのです。

言い換えれば、金融商品にリスクがない商品なんて無いのです。

このように、リスクについては今後の成り行き次第でプラスになったりマイナスになったりする不確定なものです。
なので、リスク=不確定と考えた方がいいと思います。

 

一方、デメリットとは、

デメリットとは、メリットの逆です。利点の反対といえば欠点ですよね。
金融商品に例えるとするなら不利になることです。
それも確実な不利のことです。

例えば、生命保険を短期で解約すると払った保険料より大幅に少ない解約返戻金になります。また、投資信託を金融機関から購入するときには必ず手数料が差し引かれます。利息や配当金・分配金が付いても20%の税金がかかります。

このように不利な状態を有利に改善することは出来ません。どうしてもこの不利は受け入れるしかないのです。コントロールすることは不可能です。

デメリットとは、コントロール不可能な不利のことなのです。

 

リスクは、そのブレ幅を少なくすることもできるコントロール可能の不利なのです。ゼロにはすることは出来ませんが、気にならないくらいに抑えることは可能です。

そこがテクニックなのです。初心者や金融機関で勧められるがままに購入している人はここがポイントとなります。

投資に対して慎重になっている人や否定的な人は、投資のリスクをデメリットと勘違いしている人かもしれません。

 

まず、このリスクとデメリットの違いをしっかり理解すると投資に対してのアレルギーも収まりますよ。