確定拠出年金での残念な運用

“確定拠出年金での残念な運用”

 

確定拠出年金の関心が高まっている一方で、あまり増えていないとの声もよく聞きます。そこで、増えていないと感じている人にはそれなりの理由があるよです。

先日、40歳代の男性の方が確定拠出年金について相談に来られました。その方は既に会社で企業型の確定拠出年金を行って10年ほど経つようです。

もちろん、導入の時に説明はありました。しかし、よくわからないので取りあえず定期預金を多めに、残りは保険商品と一部に投資信託という配分でした。

 

この方のように当時はまだよく分かたないので、取りあえずリスクの少ない定期預金を選択する人が多かったようです。当時もそうですが、リスクをデメリットと考えている人が多かったようです。

運営管理機構連絡協議会の調べでは2017年3月末では定期預金は35.6%、保険商品は18.0%で確定金利商品が53.6%と半分以上を占めているのです。

このような配分ですが預貯金の金利はこの20年間はほぼ0%に近い金利で増えることはないですよね。また保険商品に関しても日本の国債で運用しているのでこちらも利回りは低くなっています。

この配分は、なるべくリスクを避けて確実に運用をしようとの表れでしょうね。また、導入前に全く運用のことを知らない方に、いきなり「運用をしなさい!」といわれてもどうしていいのかわまらない状態だと思います。

また、男女別にみてみるとその違いも出ています。女性の方がリスク回避志向が強いようです。

このグラフのように女性は配分の60%以上が確定金利商品を選択しているのです。単独の株式投資信託は15%程度しかないのです。

この10年間で株式の成長は著しく上昇しました。この上昇の恩恵は株式運用をしていないと受けられません。

リスクを嫌う人はリターンも得ることは出来ません。リスクについては完全に回避することは出来ませんが、軽減させることは可能です。

また、増えていない方の特徴として、このような定期性商品を導入時に選択してそのまま放置していることです。

最初は運用の知識もないので仕方がないかと思いますが、運用する商品は組換え自由に出来ます。また、企業は継続して運用の社内勉強会が必要となりますが、ほとんど実施されていません。企業の投資教育が怠慢しているといってもいいでしょう。

 

一方、企業でも投資教育をしっかり行って、正しい運用を理解して確定拠出年金を導入しているところもあります。

そこの従業員の方の株式投資信託の割合は非常に高いです。先ほどの相談者の方と比べてみても倍以上差が出ています。中には、すべてを株式投資信託で運用している方は2倍になっている方もいました。

この差は何でしょうね。

確かに、確定拠出型年金はやり方によって差が出る制度となっています。機会損失になってしまわないように時頼メンテナンスする必要があります。

確定拠出型年金は子育てだと思ってください。大事にし過ぎて過保護にせづに、大きく成長するのを見守って、時々間違えば修正するような運用がベストです。

どうぞ、大事に育ててください。

 

 

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