大きくなったファンドの注意点

“大きくなったファンドの注意点”

 

人気ファンドの総資産額は黙っていても増え続けます。特にTVで紹介された某アクティブファンドなどは放送後から急に総資産額が増加しました。
また、ネット証券の人気ランキングも同じような感じで上位に資金が集中しています。

特に、販売側からも注目される商品は売りやすくなるので、資金も集中しやすい傾向にあります。

日本人は従来よりバイアスが強い国民性であるのようです。
皆がやっているのなら・・・
TVで紹介されたのなら・・・
ランキングが上位なら・・・
金融機関が勧めるのなら・・・

このような傾向が強まると本来の運用の目的から乖離してしまうことになりかねないのです。

何故目的から乖離してしまうのかというと、投資額が増えすぎるからです。投資家から集めたファンドは目的に従って運用を行います。設定当初は運用目的に従って投資対象企業の株を買い構成します。

しかし、企業も発行株数を無制限に増やすわけではありません。発行株数には限りがあります。市場に出回っている株は、需要と供給で売買が成立するのです。

当初は中小型株で構成されたアクティブファンドでも、資金がたくさん集まり過ぎたら買増す株が無くなり、目的以外の株を買わなければならなくなってきます。

 

実際に、カンブリア宮殿で紹介された某ファンドは申し込みが殺到して資金が急に増えました。その反動で株の構成が最近では若干変わってきてるようです。これは先ほどの資金が集まり過ぎたので仕方がないことです。

また、某保険会社の変額保険の外国株式ファンドもあまりに集中しすぎて比率の制限がかかったり、運用の株式構成を変えたりして対応しています。

これらの結果がどのような影響をもたらすのかを考えなければいけません。
設定当初の目的とかけ離れた運用になっていないのか?
必要以外の株式を組み入れていないのか?
運用益を維持するためだけに違う株を組み入れていないのか?
を見極めなければいけません。

このように急激に資産額が増えたファンドは成長率が鈍化する恐れが高くなります。

過去も、人気で急速に増えたファンドのほとんどが急激に減速したことも少なくないです。日本人特有のバイアス行動は成長していたファンドも潰すことが多々あります。

本来の投資とは、長期的な視野でバイヤスに左右されずに目先の運用実績だけで決めずに選んでほしいですね。

特に投資が未経験の方は金融機関から言われるがままにならずに、ぜひ当社へご相談ください。

 

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