やめる勇気、続ける勇気

 

「もっと早く聞いておけばよかった!」
「始める前に知っておけば・・・」

個別相談後によくこのコメントを聞きます。
特に多いのが、学資保険や個人年金をご利用している方に。

何も考えずに、言われるがままに加入してしまったケースが多いようです。
それと、ネーミングに惑わされた部分も多いようです。

ただ、目的のために最善の金融商品だったかというと疑問が残ります。
その時にも選択肢があったはずですが、選択の幅が狭かったのかもしれません。

たぶん、比較するのは預貯金ではなかったのでしょうか?

ここ20年ぐらい、金利は1%を超えることはありません。
0.1%でさえもなかなか超えない状況です。

そんな預貯金金利と比べて有利だとかというのはナンセンスですよね。
それを長期契約すること自体が危険な行為です。

どうせ比較するのなら物価上昇率や公的年金の運用実績(3%強)と比較するべきです。
特に教育資金づくりは、教育費の上昇率と比較するべきです。

 

では、なぜ保険のセールスパーソンは学資保険や個人年金を預貯金と比較して勧めたがるのでしょうか?

 

それは、0.01%の金利にしか勝てないからです。
他と比較すれば絶対に勝てません。
唯一勝てるのが預貯金金利なのです。

学資保険や個人年金はほとんど金利が付かない預貯金並みの利回りに対して、途中解約のペナルティも課せられます。
なので、一旦加入したらなかなか止められません。
まさに保険会社から奴隷のような扱いを虐げられているような感覚になります。

最近になって、選択肢が他にあったことに気づかれる方が増えてきました。
当社のセミナーや個別相談を受けた方は特に気づかれたようです。
確実に今は選択肢が増えています。

物事を決めるためには必ず基準を設けるの必要があります。
この基準の付け方を見誤ると間違った選択をしてしまうかもしれません。

昔から「損をして徳を取れ」とか、投資では「損切り」というような言葉を使います。
ここでの損は「良い損」です。
次につなげるための損なのです。

しかし、何もしなければ損は大損となってしまいます。
諦めは損を確定させてしまいます。

 

いまあなたの選択は、
やめる勇気?
それとも、続ける勇気?