【特報】今後のマーケットの展望は?

 

いつもお世話になっています、ウェルス・クリエーションの夏秋です。

8月に入って市場が慌ただしくなっていますので、今の状況と今後の予測を私の考えでレポートしたいと思います。

まず、今の株価・為替の急落について原因を分析したいと思います。

大きな要因は、米中貿易摩擦の激化で間違いないようです。トランプ大統領が9月に中国からの関税を強化するとの発言で、中国もアメリカからの農産物の輸入を禁止したり、中国を為替操作国と指定したりして泥仕合になったことです。

先日日本で行われたG20では、習近平国家主席とトランプ大統領は同じテーブルで笑顔で会談していたのは何だったんだろう?と思わせるような今回の両国の攻防です。

この2国間のプロレスのような出来レースに世界が振り回されているような感じを受けます。
特にその影響を受けているのが日本のマーケットのようです。

一時日経平均株価は20,000円を割り込むかというところまで下がりましたが、何とか20,000円はキープしています。しかし、昨年の10月から2割も落ち込んでいます。

米国の株価もつい先月に過去最高値を更新したばかりだったのが、この1週間で急落しました。といっても最高値からの下落は1割程度です。当事者よりも日本経済の方が影響が大きいようです。

 

気になるのが、この下落は一時的なのか?それとも通過点なのか?

私も確信があるわけではないのですが、今回の下落は昨年末の下落のように一時的だと思います。
昨年の下落の回復が2カ月ほどかかったので、今回もそのくらいで回復するとみています。

それと、米国の9月に関税かけるのが第4弾で、当初から第5弾は計画に無かったのでこれが最終形ではないだろうか?
そもそもこれまではシナリオ通りでサプライズではないと考えた方がいいのかもしれません。

トランプ大統領は人の関心を引き付けることに関しては非常に長けています。今までの一連の発表を見てもサプライズではなくすべてが台本通りだったのかもしれません。

そう考えると、そろそろ最終局面に差し掛かっているのかもしれません。
なぜならトランプ大統領には大統領選挙の再選という大きなミッションがあるからです。

と考えるならば、今回の下落はあまり気にすることはないようです。
実際に各経済指標も悪くないからです。
大きな景気減速はまだ見られていません。
これは日本経済も同じことです。そう悲観するような状況ではありません。

特に日本経済に関しては今は絶好の買い場かもしれません。

それは、日経平均株価のPBR(株価純資産倍率)が今1.00倍近くになっているからです。
このPBRが1倍を割り込むとその株式は割安感が強くなり買いのタイミングだといわれています。
今がその買いのタイミングに近い状態なのかもしれません。

企業の1株当たりの純資産は短期間で大きく下落することはありません。特に大きな景気後退をしているわけではありませんので。
ただ一人の大統領の発言にマーケットが振り回されて一時的な株・為替安になっているようです。

このようなリスクを「地政学リスク」といいます。
他に政治不和や戦争、地域災害も地政学リスクとなります。
この地政学リスクは長続きしません。
なぜなら企業の経済力が株価を作っていくものですから。

いまのところ世界経済は順調です。
これからも長期的に見たらベクトルは変わっていないと思います。

今回の下落で心配された方も多いでしょう。
しばらくは静観ですね。

追加購入や新たに始める方にはチャンスかもしれませんね。
毎月積立の人も口数がたくさん買えていますのでラッキーですよ。

 

運用はこのようにブレ幅があるから収益を生み出します。
このブレ幅を見方にしましょう!

 

個別の相談がある方はいつでも気軽に言問い合わせください。

最後までレポートをお読みいただきありがとうございました。

 

※このレポートは8月19日まで閲覧できます。