新型コロナ重症化リスクが高い基礎疾患とは?

2020年を振返ってみるとコロナ始まりコロナで終わる、コロナに振り回された1年でした。
そして第一波、第二波、第三波と感染力が増して先が見えない状況です。

そこで、新型コロナについても当初は得体が知れないものであったが、徐々にわかってきたことがあります。
それは、感染しても症状が出る人と出ない人。また軽症化の人と重症化する人。

データが集まるにつれある特定の疾患がある人が感染しやすく、重症化になる確率が高いことが。
今回はその驚きの結果をお伝えしたいと思います。
元になるデータは厚生労働省「第8回新型コロナウィルス感染症対策アドバイザリーボード」から参照としています。

新型コロナウィルス感染拡大

そもそも基礎疾患とは?

「基礎疾患がある人は重症化のリスクが高くなる」との認識は高いようですが、
そもそも基礎疾患とはどんな病症のことをいうのかご存知ですか?

新型コロナウィルスでの重症化リスクが高い基礎疾患とは、
慢性閉塞性肺疾患(COPD)慢性腎臓病糖尿病高血圧心血管疾患肥満と厚生労働省は定めています。

追加して、妊婦抗がん剤治療を受けている方、喫煙歴も重症化のリスクが高いと注意を促しています。

では、日本全国でこれらの疾患に罹っている人はどのくらいいるでしょう?
2017年10月時点での患者数は次のとおりです。

高血圧症 約994万人
心疾患 約173万人
脳血管疾患 約112万人
糖尿病 約329万人
脂質異常症 約221万人
慢性閉塞性肺疾患 約22万人

厚生労働省「平成29年患者調査」より

これだけの人が病気に罹っているんです。
そこに、肥満(BMI30以上)と妊娠している人、抗がん剤治療を行っている人を足すと日本の人口の2割ぐらいが基礎疾患に該当するかもしれません。

世代別に考えると中高年世代は5割以上の確率になるかもしれません。
そう考えると、中高年での感染はとてもリスクが高いと思っていいようです。

その基礎疾患でも特に重症化リスクが高い病気がわかってきました。

コロナに感染したら重症化しやすい3つの病気とは?

新型コロナウィルスに感染し入院となりやすい基礎疾患の病気があります。
その病気とは肺炎などの呼吸器疾患ではなく、実は生活習慣病でした。

その中でも特に次の3つは要注意です。

  • 糖尿病
  • 高血圧症
  • 高脂血症

下記の表を参考にして下さい。

新型コロナウィルス感染症併存疾患

重症化になるのはこの3つで76.3%となり入院の4分の3になります。
・糖尿病 27.8%
・高血圧症 32.4%
・高脂血症 16.1%

2017年10月時点でのこの3つの病気に罹患されている方は合計で約1544万人となります。
と考えると、中高年は感染すると入院・重症化の確率がかなり高いと思われます。

まずは、基礎疾患がある方は日頃の生活習慣を見直し健康な状態に戻すこともコロナ感染対策と同時並行に行いことをお勧めします。

この機会に3大疾病や基礎疾患について考えてみてはいかがでしょうか?

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