3つの支出

支出とは

お金が増えたり減ったりする最大の要因は「支出」です。

お金を増やそうと思えば答えは簡単です。
収入を増やし、支出を減らせばいいことです。

しかし、そう簡単には収入が増えないのが悩みの種でしょう。
なので収入を増やすのは容易ではありません。

では、支出はどうでしょう?
この支出については工夫次第で減らすことも可能かもしれません。
とは言っても簡単なことではないと思っていませんか?

実は、この支出が資産づくりの大きなポイントとなります。
そこで、支出について3つに分けて考えてみます。

支出には、
●損失(Loss)
●経費(Cost)
●投資(investment)
の3つに分類します。

まず、損失については消えてなくなる支出です。
例えば、スマホを無くして再購入した時や家電が壊れて買い替えるときの費用など失う財産です。
この損失はあらかじめ予測が立てられるものと突然の予測不可能な場合もあります。

経費については、物品を買ったり、サービスを受けたりするときに必要となる費用です。
最近ではサブスクなどが主流となる配信サービスも経費として考えられます。
モノやサービスの価値を得るためには絶対に必要な費用が経費です。
会社を運営するうえで人件費や家賃などの経費が掛からない経営は無いと思います。

投資については、支出後に支出額を上回るリターンが期待できるものを投資と言います。
期待したリターンが望めないものに対しての支出は経費となったり、全く期待外れであった場合は損失となります。

支出を再構築

資産を増やすには支出を見直すことが最も効果的ですが、3つの支出をどのように見直すかが重要となります。

もちろん、損失を少なくするのが一番の効果ですが、この損失は意外と調整できないものです。
この予期せぬ支出をカバーするのには保険が最適であることは間違いないようです。
少ない費用で大きな損失をカバーできる仕組みは、安心して暮らせるためには不可欠です。
しかし、内容や補償範囲を間違えると、この保険そもそもが損失になりかねないので注意が必要です。

では、資産を増やす支出を見直すためには残りの2つの支出が重要なポイントになります。
特に意識してほしいのが「経費」です。

経費をどのように活用して、どのようにコントロールするかで資産が大きく変化します。
経費はリターンを得るために必要な費用だとご理解されているものとしたら、
経費は増やした方がいいのか?減らした方がいいのか?

企業でよく言われている「経費削減」のフレーズ。
この場合は経費を悪と考え、悪の根絶を図ることを狙いとして言っているようです。
もちろん、損失となる経費は削減することが望ましいでしょう。

では、必要な費用までも削減してしますとどうなると思いますか?
答えは、リターンが得られなくなる可能性が高いということです。

なので、支出の中の「経費」を2つにセグメントして、
●削減経費
●必要経費
の2つに分けて、削減する経費と必要経費を増やす再構築を行うことで資産が増えます。

資産を増やす必要経費とは

もし、法律トラブルがあった場合に弁護士に相談するのは費用が掛かるので考えたいと思う方は、弁護士費用を削減経費と考えているでしょう。

もし、PCやネットにも詳しくない人が事業を始めようとしてホームページを作ろうとした時に、業者に依頼するとお金がかかるから自分で作ってみることを考えるでしょう。

他にもたくさんありますが、法務トラブルがあった時に問題を解決するのを自分で法律を勉強して解決するのにどのくらいの時間とお金がかかるのでしょう?
ビジネスで素人が作ったホームページがどれだけ活躍するでしょうか?

合理的に考えると、もちろん弁護士に費用を払って問題を解決してもらった方が時間とお金がかからないし、成果も違うでしょう。
ホームページも生産性が上回り、業者にかかった費用を上回る可能性が極めて高いと思います。

しかし、人は効果よりも支払うという損失を被ることに強い意識があります。
この研究は行動経済学のプロスペクト理論でノーベル経済学賞を受賞されたダニエル・カールマン教授が詳しく述べています。
このように合理的な判断が難しくなるのが経費です。

この判断は削減経費なのか必要経費なのかの判断を間違えると起こる現象です。
合理的な判断を下すには支出よりもリターンに照準を置くと気づけるはずです。

では、資産を増やすための必要経費とは?

ここで考えてほしいのが、運用ファンド会社のファンドマネージャーが販売手数料がかかる投資信託を銀行窓口で購入すると思いますか?

もちろん、そんなファンドマネージャーはいませんよね。
それは、資産運用の手法を十分に熟知しているので。わざわざ手数料を払ってまで購入しないですよね。
購入手数料の要らない販売方法で自らの意思で購入されると思います。

しかし、世の中にはすべての人がファンドマネージャーではないように、資産運用に詳しい人もいれば苦手な人もいます。

では、資産運用について詳しくない人が、先ほどの法律のトラブルや自作でのホームページのように自分でやろうと思っても合理的ではありません。
金融の勉強も大変です、またネットでの情報で判断するのは大変危険です。
これらを見極めるだけの知識を養うのにも時間がかかります。

特に金融商品(生命保険を含む)には販売に対する費用や管理手数料が発生します。
これらを削減経費と考える情報がネットではまん延しています。
販売手数料を悪だと言わんばかりの記事や動画もあります。

この考えは、リターンに焦点を置かず、支払う経費に焦点を置いているからです。
再度繰り返しますが、経費とはリターンを得るための必要経費です。

特に金融商品は費用が掛かっても信頼できる専門家に依頼したほうが、リターンを得られるかもしれません。
中にはかかった費用とリターンが伴わない専門家もいるので、そこは十分に見極めが必要ですが。

ネットや本などは損失と言わんばかりに偏った内容で情報を垂れ流しています。
しかも、その情報源は専門家でもない素人ばかりです。

これだけはハッキリ言えます!
資産運用は合理的な判断がすべてである

これが私のポリシーです。

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